月兎社のモト
by calico3
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カテゴリ:本・映画・展覧会( 67 )
「カフェオレボウル」。
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山本ゆりこさんの「カフェオレボウル」[amazon]。すでにカヘオレどんぶりってギャグ化してるがなあと思ったけど中を開いたら「おおーっ」でありました。前言撤回!白地にステンシルで模様が転写してある素朴なカフェオレボウルがいっぱい。まいりやした。昭和初期の子どもご飯茶碗を思わせる世界。おすすめです。
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by calico3 | 2005-03-13 10:58 | 本・映画・展覧会
「peep paper vol.3」。
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ポール・コックス、金太郎飴、ドロップス、と「カタチ」の特集[amazon]。金太郎飴って直径50センチぐらいにでっかくつくってにゅううううってのばしてつくるんだって。しらなかった。おおもとのデカきんたろうがドテッとまな板にのってる写真すごくおかしい。ベルギー1960年代のファニーなポケット・ブックス「マラブ・スマッシュ」の記事もがおもしろかったです。はじめて知ったんだけど3号目ということ。本のカタチをした上質のマガジン。神戸のトリトンカフェ発行。サイトも楽しいっす[LINK]。とくにweb shop!
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by calico3 | 2005-03-12 12:04 | 本・映画・展覧会
マチウシ少年王。
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なんてやさしいはかないものういまなざしなんだ!とむねをうたれたポーランド切手、タイトルをみてうなってしまった「ヤヌシュ・コルチャック没後20年」。そう、これはナチス・ドイツのガス室でユダヤ系の孤児たちと運命をともにした小児科医にして文学者「コルチャック先生」の代表作「マチウシ1世」(1923)の各場面を描いた挿し絵の切手なんでした。

とうに母王妃をなくしていたマチウシ王子は12歳で父王がなくなり王宮の深奧の孤児となる。事なかれ主義の大臣たちにとりかこまれながらも良き王になろうと必死で学ぶマチウシ。国民たちも幼いマチウシを愛していた。子こどもたちはもちろん!男の子たちはマチウシを誇りに思い、女の子たちは「美しい子馬にのっている幼い国王をとてもすてきだと思った」。でも夜の王宮の庭に忍び出て、ガキ大将のフェレクと友だちになってからマチウシ少年王の冒険は始まる。周りの国からしかけられた戦争に身分を隠して少年兵として参加、いろんなリアルを見聞きしたマチウシは戦争から凱旋して幼くもかしこい「マチウシ改革王」となろうと決心する。子どもにチョコレートや靴を配る、国民の声で国をおさめるために国会をつくる。子どもの新聞を発行する。何をするのにもお金がひつようでマチウシはあたまをかかえるけれど、アフリカへ招待されて友だちになった人喰い人種の王バム・ドラムが黄金や宝石を送ってくれる。子どもも大人も幸福な国をつくろうとさまざまな改革をおこなうマチウシ少年王だけれどバム・ドラムの支援をねたむ周辺国はふたたび戦争のしかけようし、主権をにぎった国民たちはストライキをはじめる。マチウシの発令した「大人と子どもが理解しあえるように」「大人は学校へ、子どもは職場へ」という新しい法律は国を大混乱におとしいれるてしまい…。

というのが物語なんだけど、いさましくなってもぜんぜん不思議じゃないこの物語が、この切手の絵のとおりのやさしいはかないトーンにおおわれているのがふしぎでした。けして暗くはないんだけど澄んだメランコリぎりぎりの雰囲気。大戦間ポーランドのメランコリなのか、コルチャック先生の資質なのか。

宮殿をぬけだして戦場にいっちゃった王の身代わりに大臣たちがあわてて人形師に作らせた陶器の少年王の人形もはかない。「そっくりの人形が車にのって都の町すじを巡回し」「首相が謁見の間の玉座にその人形をすわらせ、ひもをひっぱると人形がうなずいたり、会釈したり」していたけれど、やがて国民や敵国が怪しみだして町の悪たれ小僧が石をぶつける。「石が当たって、陶器の人形の顔や手足はこなごなにこわれ、残った片方の腕だけがあいかわらず挙手の礼をしていた」とゆう。

この物語でゆいいつ陰りなくいきいきしているのが人喰い王バム・ドラムの娘クル・クル。「友だちになっていろんなことを教えてくれたお礼に黄金や宝石をくれる」っていうのは今になってみれば植民地主義ソノモノだけど王女クル・クルが誰よりも賢くて勇気ある娘、長い髪やドレスに閉じ込められてるヨーロッパの女の子たちへの圧迫を告発する娘として描かれているから、いちがいに差別的とも言えないか(でもこれも「高貴な野蛮人のクリシェかなあ)。

教育者として高名だったコルチャック先生には何度もガス室送りを逃れるチャンスがあったのだけれど最後の最後の瞬間にも子どもたちの友であることを選んだとのこと。彼が院長をつとめていたユダヤ人ゲットーの孤児院の孤児たち200人をトレブリンカの収容所へと輸送する列車のつく駅へむかうその日、コルチャック先生は「もっとも幼い子どもの手をとり、200人の子どもたちの先頭に立って駅にむかった」「最年長の少年が孤児院の旗をたかだかとかかげていた。それは、子どもたちの自由を象徴する緑色の旗だった。(晶文社版、ブルーノ・ベッテルハイム解説より)」って。緑の旗はマチウシが子どもたちの旗にしたがっていた色、森の樹々の色なんでした。コルチャック先生についてくわしくはサイト「コルチャック資料館」[LINK]へ。

この挿し絵はポーランドで出ている本の挿し絵なのかなあ。調べてみようっと。ベルギーのアニメーション作家ラウル・セルヴェ[amazon]を思い出しもするんだけれど、むかしの子どものころ見たの絵本にこういう画風のものがあったような気もしてナラナイ。小説の翻訳は2種類。晶文社「子どものための美しい国」[amazon]、影書房「マチウシ一世王」[amazon]です。(晶文社版で読んだので影書房版は未見ですが、挿し絵が入っているらしい。画家の名はスロコフスキらしい。でもカヴァーの絵をみると切手の絵をみて真似て描いたような?影書房版を確認すべし!)。
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by calico3 | 2005-03-06 21:34 | 本・映画・展覧会
大江正彦「動物絵展」/at 京都 horizont art cafe
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観ているとエネルギーが湧いてくる大江正彦さんのファンキーな動物絵を展示する「動物絵展」が京都ホリゾント・アート・カフェさんにて開催中です。ヴィヴィットな色彩もすばらしいけどモノクローム作品の深さも圧倒的。くわしくはhorizont art cafeさんのサイトへ[LINK]。会場でも発売中の大江さんの画集「ZOO-GRAPHIC」はこちら[UP]。通販も可能です。
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by calico3 | 2005-02-19 14:52 | 本・映画・展覧会
アナ・ゼマンコーヴァ「夢想植物」展/at 名古屋colonbooks。
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昨年小出由紀子さんの事務所での展覧会でみなさまのココロわしづかみのアナおばさま、名古屋におでかけ!本日2.19 satから 3.21 monまで。くわしくはコロンブックスさんのうつくしいウェブサイトにて![LINK]
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by calico3 | 2005-02-19 14:41 | 本・映画・展覧会
西尾彩「BLANK」展。
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ロンドンで製本を学ばれた西尾彩さんの帰国展「BLANK」が御茶ノ水・美篶堂(みすずどう)ギャラリーさんにて明日から[LINK]

勝本みつるさんに西尾さんの制作された小冊子「wabi&sabi」を見せていただいてからファンになってしまったのでとても楽しみだ!こんかいは「イギリスのバイブルペーパー、ノルウェーの古い壁紙など。ロンドン滞在中に見つけ た紙を中心に使い制作した、ノートや箱を展示販売いたします。」とのことです。ステーショナリ・ラヴァーズよ、いそげ!

切手更新しました[UP]
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by calico3 | 2005-02-14 13:27 | 本・映画・展覧会
石でした。
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林丈二さんの「オランダ歩けば…」[amazon]を電車で読んでて「あっ」とさけんでしまいましたよ。いつも洗練されてるオランダの児童福祉切手なのに1975年発行のはなんか異質。泥くさいっちゅうか呪いっぽいっちゅうか、現代アートなのか民芸系なのかもさだかでなく、だいたいこれは何に描いておるのだ?と思ってたら、この御本にビンゴー!でそのものズバリの写真がのっていたのだ!「ゲーブルストーン」という石の絵看板で17世紀にオランダの石造りの家につけられたもの。林さんはオランダでこの絵看板写真採取の旅をしておられたのであった。うーむ。オドロイタ。下のおんまさん看板ははカール大帝との戦いの時に魔法の馬バイヤールに助けられた「エイモンと4人の兄弟」を描いたものだそうです。上のヒトビトはいまだ不明。ナゾの金魚掬い団?気ニナル。

ルーマニア切手[UP]しました。
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by calico3 | 2005-01-25 14:42 | 本・映画・展覧会
「スーパーマーケットマニア」。
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ずっと気になってたんですがやっとはずみがついた!森井ユカさんの「スーパーマーケットマニア ヨーロッパ編」[amazon]。買ってよかった。おもしろいうえにたいへん気もちのよい御本です。やっぱスーパーマーケットっていうのはスッキリ売って安くしようって趣旨だから原則的にスッキリ。さらにセンスよくしてスッキリ生活しましょうという雑貨がえらんで掲載されているのでさらにスッキリなんである。スウェーデンのbliwというティアドロップ型のハンドソ-プほしいなり。
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by calico3 | 2005-01-22 08:55 | 本・映画・展覧会
ジョセフ・コーネル画集。
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ジョセフ・コーネルの画集「Joseph Cornell: Shadowplay Eterniday」[amazon]ハゲシクおすすめ!コーネル画集はもうもってるしなあと思ってましたが貸していただいて開いてみたらスバラシイ。ディテールのクローズ・アップが多用された構成で、こんなとこに歯車があったのか!とかこの少女はこんな表情をしてたのか!とか胸がぎゅっとなる(なにもそこまで)発見がつづくのでありました。箱という完結した形態をもったコーネル作品をトリミングしたりするのはいかがなものかとずっと思ってたおいらでしたが、うーん、テイムズ&ハドソンのヴィジュアル本編集のテクってやっぱすげえや。ひれふす。コーネル作品をいろんな角度から見ることのできるDVDもついてます。

立川オリオン書房ノルテ店のSさんが企画なすった「函本」フェア、人気が高くてほぼ1年つづいてるってすごいなあ。とてもおもしろい「函」本がセレクトされているので、ぜひのぞいてみてください。
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by calico3 | 2005-01-10 00:11 | 本・映画・展覧会
きみは誰なんだカウフマン。
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amazonドイツで本を一冊買ったら、2週間おきというすごい頻度で届くようになったFrolich&Kaufmannの美術&デザイン書のちいさなブックレット。文庫本サイズで煙草紙のようなぺなぺなの薄紙をつかっててひどくいい感じ。とゆうかここ何年か日本じゃワクワクするような美術関係の本なんてほとんど出てなくてこの業界もうだめなのかショボーンなんだけどこのカタログを見てるとナンダ世界じゃちゃんとでてるじゃないか!って元気がでてくるんである。ドイツ語なんで皆目見当つかずなかなか購入にまでたどりつけずカウフマン君にはもうしわけないけど、表紙にアルファベット建築をあしらった「アントニオ・ヴァザーリ」なんてそそるじゃん!

スウェーデン切手[UP]しました。
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by calico3 | 2005-01-08 15:21 | 本・映画・展覧会